化学系の転職など。イロハ

どーなってんだ化学系、こんなはずじゃ…と思ったら見て

ブラック企業の事件簿

目が覚めるまで約8分

 

みなさん、突然ですが、

仕事をしていて衝撃だった上司の一言ってありますか?

 

はい、考えました?

模範解答と言ってはなんですけどね、私は

 

「ウチは昔から歓迎会は無いけどさ、送別会はあるんだよ」

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※実際は送別会もありません。

 

目次

 

最近ブラック企業大賞が発表されたね

blackcorpaward.blogspot.jp

 

読んでみるとどんどん気が重くなるね。

このサイトは読まない方が良いな。

 

なんというか…デタラメ人間の万国ビックリショーみたいな。

意味違うか。

 

このような賞があると知らなかったもんだから、

今年は投票できなかったよ。

来年は同期を巻き込んで前職に投票してやるぜ。

私の前職について知らない方はこちら

 

それでね、まだ私の前職についてネタが残っているので、

2016年の内に吐いてしまおうと思うの。

 

上司が仕事途中に抜け出した。

 

これは今年の7月だったかな。

私が前職を辞める一ヶ月前。

 

私は仕事自体ほとんど理解していたので、

工場内で最も早く仕事が終わるようになった頃。

 

ある朝、同じ釜で作業していた上司(以下、この人はポカリスエットが好きなのでポカリさんとする)が私にこう言った。

 

ポカリさん「今日よ、俺昼終わったぐらいに仕事を抜けなきゃいけねエんだ」

私「へ?何を言ってるんですか?」

 

意味が分からなかった。仕事抜ける?

ただでさえ人手が足りないのに?

しかも最近入ったアルバイト君の指示もやれということか?

つーか今日の原料アルコール揮発やべぇー。息苦しくて死にそう。

え?なんだっけ?意識飛びそう。返事によっては噴火5秒前だよ?

 

ポカリさん「ちょっと工場長から呼び出し食らっててさ」

私「はぁ。それはなぜですか?ゴホッ」

ポカリさん「まあ、とりあえずさ、俺がいない間の工程どうするか説明すっから聞いてくれ」

私「はぁ、分かりました(右頬ピクッ)」

 

いや、先に説明してくれ!と言いたいのを堪えたので、

反射的に右頬がピクッと吊り上がってしまった。

とりあえず作業を続けながらその日の工程の打ち合わせをした。

 

私「…大体今日の流れは読めたので良いです。それで、なんで呼び出されたのですか?」

ポカリさん「それがよ・・・俺訴えられてんだ」

 

耳を疑ったのは言うまでもない。

 

今年3月に退職したA

 

ポカリさんは急にA君という人物の話をし始めた。

私が入社する前の今年3月にまで時は遡る。

 

A君は当時まだ新米。

そのため、仕事はまだ殆ど理解していなかった。

また、A君は非常に太っており、

お世辞にもぽっちゃりとは言えないレベル。

どれくらいか。

一斗缶が地面に置いてあるとしよう。

A君はそれに触れることすらできない。

なぜなら、お腹の贅肉が邪魔し、

手が一斗缶に届く高さにまで、腰を曲げることが出来ないからである。

 

まぁお相撲さんもビックリでしょうね。

お相撲さんが出来ないのはせいぜいお尻拭くこと位ですからね。

 

それで、A君はどうしたかというと

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A君「すいませーん!!!一斗缶取ってくだすぁーーい!」

上司X「あぁ!?ふざけんな自分で取れ!」

A君「分かりました!」

 

それで棒状のスパナみたいなものを使って何とか持つんですって。

「いや、最初からそうすれば良かったんと違うの…?」

っていうツッコミは野暮だよ。

この会社にいると何が普通か分からなくなるから。

 

他にも、工場の二階から

 

A君「すみませーーん!!これ分からないんですけどぉ!こっち来て頂いていいですかぁ!」

上司X「てめえが降りてこいや!」

A君「はい、分かりました!」

 

一階にいる上司Xを歩いて来させようとするA君。

しかし命令には必ずイエスマン。謎。

これらの怠慢は1回ではなく、毎日複数回あったそうです。

上司Xも最初からそんな荒々しい言葉を使うわけではありません。

どう考えてもおかしいレベルで常識が無いので、

今まで怒った所を見たことが無いような人でも

A君は怒らせることが出来たそうです。

ちなみに上司Xは上司全員の総称として使いました。

つまり、どんな上司とでもこんなやりとりをしていたようです。

 

A君のお仕事

 

それで、A君の仕事っぷりは。

 

ポカリさん「ここにある原料(1種類 )を全部釜に入れてな。そしたら加熱だ。分かったか?」

A君「はい、分かりました。」

 

そう言うと、ポカリさんは他の作業に取り掛かった。

しばらくした後、ポカリさんはA君を訪ねた。

すると原料は全部釜に入っているが、加熱が入っていない。

 

ポカリさん「俺言ったよな?加熱入れろって。」

A君「はい、言いました。」

ポカリさん「は?」

 

後はご想像にお任せします。

また、別の日。

 

ポカリさん「おい、商品をコンテナに充填し終わったから、フォークリフトで外に出してくれ。それが終わったら新しいコンテナを中に入れてくれ。」

A君「はい、分かりました。」

 

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フォークリフトのフリーイラスト。引用元:[フリーイラスト] フォークリフト - GATAG|フリー素材集 壱

 

しばらくしてポカリさんが様子を見ると、

充填したコンテナを外に出したが、

新しいコンテナが入っていない。

 

ポカリさん「なあ、俺言ったよな?」

A君「はい、言いました。」

 

後はご想像にお任せします。

 

新人なら数回はこんなミスをしてしまうかもしれないが、

A君は毎日やったそうな。

何故か分からないが、1つしか物事を覚えられないようである。

ここまでくると

 

「A君は障がい者なんじゃないか?」

 

と思うかもしれない。違いました。

しっかりと○治大学の法学部を卒業していたようです。

だから工場の作業なんて余裕で出来るほど頭は良いはず。

その時の噂であったのが、

「麻薬やってんじゃねエか」とか言われていたようです。

が、真相は分かりません。あしからず。

 

でもよくよく考えてみたら最近認知されてきた障がいなのかも。

アスペルガーか?ADHDか…?

 

A君の取り扱い

 

上記の状況から分かると思いますが、

普段怒らない上司XでもA君がいるだけで

罵声生成機と化す。

 

これを見かねた工場長がポカリさんと会議をすることに。

 

工場長「事情は分かった。あいつはお前の権限でクビにして良い。」

ポカリさん「分かりました。限界が来たら辞めさせます。」

 

韓流ドラマかこれは?

ザ・ノンフィクションなんだけど。

 

ウチでこんな会話が成り立つって相当おかしい。

私からすれば、

不殺生のお坊さんが牛カルビを美味しそうに食べてるぐらいの衝撃。

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最近こんな夢を見た気がする。

 

それほどA君は疎ましい存在だったようです。

 

ついに、起こるべくして事件は起きた。

 

とある雨の日。

 

工場の地面は砂利と土が混じっているため、

土の場所は靴が汚れるので極力通らないようにするものである。

 

A君はポカリさんと作業をしていた。

いつも通り怒られながら。

そこでポカリさんはA君に、

フォークリフト(以下、フォークとする)を工場に持ってくるよう指示した。

A君はこれに従い、雨の中フォークを取りに行った。

 

A君はフォークを見つけて飛び乗った。

そして言われた通りフォークを工場に向かって飛ばした。

 

私はフォークの免許を持ってないので分からないが、

フォークは土の上で飛ばすとハマっちゃうらしいね?

そうして、A君のフォークは見事に土にハマって動かなくなった。

 

困ったA君はポカリさんにこれを報告した。

ポカリさんはA君に

 

「俺がやってやっからお前そこで待ってろ」

 

と言う。

しかし、ハマってしまったフォークを工場長が見つけてしまう。

怒りに震えた工場長が工場に現れ、A君に

 

「お前がやったんだからお前が何とかしろ!」

 

と、鬼気迫るもの言い。

 

結局ポカリさんは工場の作業を続行し、

工場長、次長、A君でフォークを引き抜く事に。

 

フォーク引き抜き大作戦

 

試しに工場長と次長の二人でフォークを押してみるが、

ビクともしない。

A君は新米なのでどう手伝っていいかわからず、

呆然と突っ立っていた。

 

そこに倉庫の人が現れ、

工場長・次長・倉庫の人による3人のおっさん結成。

しかし、3人のおっさんでもフォークは動かない。

倉庫の人は機転を利かせ、

てこの原理によってマンホールのフタで押す方法を思いついた。

 

早速マンホールのフタを取った時、

A君がマンホールの近くにいたので、

 

倉庫の人「マンホールのフタ取ったから気を付けてね」

A君「はい」

 

というやり取りをした。

そしてマンホールのフタをフォークにかまし、

3人のおっさんで力いっぱい押した。

 

ついにフォークリフトが土から抜けた!

3人のおっさんは喜んだ。

よっしゃ作業やるぞ!

と思った矢先である。

 

A君がいない。

 

3人のおっさんが雨の中A君を探すことに。

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周辺を見渡す限りA君はいないのである。

逃げたのか?

いやそんな馬鹿な。

勘の良い方はお分かりだろう。

 

A君はマンホールの中に落ちていた。

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色んな意味でシェーだよ。A君。

 

A君は全治2週間の右肩脱臼。

シェー事件がきっかけで、A君はついにクビとなる。

 

A君は激怒した。

 

数か月後。

シェー事件がきっかけでクビとするのは不当であるとして、

A君が会社を起訴したのである。

 

その被告人が、会社の社長、工場長、次長、ポカリさん。

 

…ポカリさん。

 

話は7月に戻る

 

私はシェー事件を聞いて不覚にも大爆笑してしまった。

笑わないとか無理である。

いや、むしろ笑ってはいけない状況だから

笑ってしまったのかもしれない。

なんか後味悪いのでケツバットでも欲しいくらいだ。

 

そうそう、何故ポカリさんが呼び出されたのか?

それは弁護士との打ち合わせをするためだった。

弁護士にシェー事件やA君の日頃の態度を説明すると、

 

弁護士「ホントですか?」「もう少し詳しくご説明頂いてよろしいですか」

「あの、どういったご状況なんですか」

「すみません、すこし意味がよくわからないのでもう一度…?」

 

ごもっともな反応。

笑わずに真剣に話を聞いてくれた弁護士は凄いと思う。

 

どう考えてもA君は常軌を逸しているので、

もし裁判官が「そんな事する訳ないだろう」と言ったら、

証拠不十分でA君が勝つ可能性もある。

録音も無いし、身内のアリバイは認められにくいからだ。

それに、何の偶然かA君は法学部である。

 

A君がクレイジー過ぎて会社がまともに見えてしまうが、

冷静になってみるとこれは良い機会だ。

 

正直なところ、会社には潰れて欲しいので、

A君には必要悪になって頂こう。

 

以上、ブラック企業の事件簿でした。

 

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